第10回地域包括ケア病棟研究大会
【閉会式】
総評
安藤 高夫 (地域包括ケア推進病棟協会副会長 / 医療法人社団永生会永生病院理事長)
皆様方、朝早くから5時40分まで、1日大変お疲れさまでございました。
西村大会長、今大会の大成功おめでとうございます。
また、スタッフの方、御関係者の方々、ありがとうございました。おかげさまで、全部で800人以上の方がおみえになったということで、本当にすばらしい大会となりました。
一般演題においては、医療の質から経営まで、診療報酬改定の山の1つ1つがテーマになっていたように思います。
また、ランチョンセミナーでは、NTTコミュニケーションズ様と大塚製薬様に協賛いただき、口腔ケア、リハビリテーション、栄養ケアについてのご講演がありました。
本日の基調講演では、西村大会長の座長から、史上始まって以来の演者の一日も含めた御紹介がありました。演者の松本吉郎会長も、レセプトの日は朝3時起きですから、相当眠いだろうと思います。松本会長からは、最新の日本の医療制度、かかりつけ医の重要性についてお話いただきました。
特別講演1の迫井正深先生のお話では、最後に御自分の夢をお話いただきました。日本の医療の医療保険制度、あるいは提供体制の改革を実行していく上での迫井先生の原点ではないかと思いました。また、相当時間を割いていただいてDXのお話をしていただいたのは、やはりDXにそれだけの大きな可能性があるのではないかなと思います。
特別講演2では、厚生労働省の眞鍋馨課長からご講演いただきました。眞鍋先生は史上最強の医療・老健課長ではないかと思っております。眞鍋先生は介護と医療の両方をやっていただけに、今回の同時改定で医療には生活の目を、そして介護には医療ということを実践されました。今まで様々な思いがあって、我々の医療の中で不足していた身体抑制や栄養が診療報酬の要件に入ったことは、本当にすばらしいことだと思っております。
また、今回新設された地域包括医療病棟ですけれども、松本吉郎先生からもハードルが厳しいとご指摘ありましたが、次回改定では例えば軽度急性期病院や療養所のほうからも移行しやすいような仕組みを実現していただきたいと思います。
パネルディスカッションにおいては、仲井会長自ら地域包括ケア病棟の歴史を語り、そして、これからは地域包括だけではなくて、地域共生社会というものが非常に重要になってくるということを、御自分の法人の取組を示して伝えていただきました。
平林先生は、公的な病院においても、その地域においては地域包括ケア病棟が非常に重要だと力強くお話をしていただきました。
鬼塚先生は、災害に強い病院づくりを自らの御経験から発信していただきました。
仁科先生、昔は病院経営が大変だ大変だってよくおっしゃっていましたが、今回、自治体病院との統合という非常にいいモデルをつくっていただいたと思います。これからは逆に自治体病院の完全民営化というのも行われてくるのではないでしょうか。特に東京では必要ではないかと思って聞いておりました。
最後のシンポジウムでは、高橋泰先生から、これからはクラウドの時代であり、費用対効果もいいというお話をいただきました。
小林先生からは、なかなか聞けない世界クラウドの状況についてもお話をいただいて、大変勉強になりました。
鈴木先生からは、中国の医療、非常に地域格差がある。それを国のほうでは何とかうまくいかせるためにこのDXを使ってきているというお話だと思います。
東先生が導入された日本初の病院用クラウド・ネイティブ電子カルテのHenry。実は、私の病院もHenryを入れることになりました。LINEWORKSやkintoneとも絡ませながら、私も構築していきたいと思っています。
そういうことで、本当に大成功な大会だったと思っております。
最後に、良質な地域包括ケア病棟がなければ日本の地域包括ケアは成り立ちません。どっかで聞いた言葉ですね。しかしながら、未来の地域包括ケアに責任を持つのはやはりこの協会ではないかと思っております。どうか皆さん、力を合わせて地域包括ケアを推進していきましょう。 本日はどうもありがとうございました。
協会会長挨拶
仲井 培雄 (地域包括ケア推進病棟協会会長 / 医療法人社団和楽仁芳珠記念病院理事長)
皆様方、朝早くから5時40分まで、1日大変お疲れさまでございました。
西村大会長、今大会の大成功おめでとうございます。
また、スタッフの方、御関係者の方々、ありがとうございました。おかげさまで、全部で800人以上の方がおみえになったということで、本当にすばらしい大会となりました。
一般演題においては、医療の質から経営まで、診療報酬改定の山の1つ1つがテーマになっていたように思います。
また、ランチョンセミナーでは、NTTコミュニケーションズ様と大塚製薬様に協賛いただき、口腔ケア、リハビリテーション、栄養ケアについてのご講演がありました。
本日の基調講演では、西村大会長の座長から、史上始まって以来の演者の一日も含めた御紹介がありました。演者の松本吉郎会長も、レセプトの日は朝3時起きですから、相当眠いだろうと思います。松本会長からは、最新の日本の医療制度、かかりつけ医の重要性についてお話いただきました。
特別講演1の迫井正深先生のお話では、最後に御自分の夢をお話いただきました。日本の医療の医療保険制度、あるいは提供体制の改革を実行していく上での迫井先生の原点ではないかと思いました。また、相当時間を割いていただいてDXのお話をしていただいたのは、やはりDXにそれだけの大きな可能性があるのではないかなと思います。
特別講演2では、厚生労働省の眞鍋馨課長からご講演いただきました。眞鍋先生は史上最強の医療・老健課長ではないかと思っております。眞鍋先生は介護と医療の両方をやっていただけに、今回の同時改定で医療には生活の目を、そして介護には医療ということを実践されました。今まで様々な思いがあって、我々の医療の中で不足していた身体抑制や栄養が診療報酬の要件に入ったことは、本当にすばらしいことだと思っております。
また、今回新設された地域包括医療病棟ですけれども、松本吉郎先生からもハードルが厳しいとご指摘ありましたが、次回改定では例えば軽度急性期病院や療養所のほうからも移行しやすいような仕組みを実現していただきたいと思います。
パネルディスカッションにおいては、仲井会長自ら地域包括ケア病棟の歴史を語り、そして、これからは地域包括だけではなくて、地域共生社会というものが非常に重要になってくるということを、御自分の法人の取組を示して伝えていただきました。
平林先生は、公的な病院においても、その地域においては地域包括ケア病棟が非常に重要だと力強くお話をしていただきました。
鬼塚先生は、災害に強い病院づくりを自らの御経験から発信していただきました。
仁科先生、昔は病院経営が大変だ大変だってよくおっしゃっていましたが、今回、自治体病院との統合という非常にいいモデルをつくっていただいたと思います。これからは逆に自治体病院の完全民営化というのも行われてくるのではないでしょうか。特に東京では必要ではないかと思って聞いておりました。
最後のシンポジウムでは、高橋泰先生から、これからはクラウドの時代であり、費用対効果もいいというお話をいただきました。
小林先生からは、なかなか聞けない世界クラウドの状況についてもお話をいただいて、大変勉強になりました。
鈴木先生からは、中国の医療、非常に地域格差がある。それを国のほうでは何とかうまくいかせるためにこのDXを使ってきているというお話だと思います。
東先生が導入された日本初の病院用クラウド・ネイティブ電子カルテのHenry。実は、私の病院もHenryを入れることになりました。LINEWORKSやkintoneとも絡ませながら、私も構築していきたいと思っています。
そういうことで、本当に大成功な大会だったと思っております。
最後に、良質な地域包括ケア病棟がなければ日本の地域包括ケアは成り立ちません。どっかで聞いた言葉ですね。しかしながら、未来の地域包括ケアに責任を持つのはやはりこの協会ではないかと思っております。どうか皆さん、力を合わせて地域包括ケアを推進していきましょう。 本日はどうもありがとうございました。
大会長挨拶
西村 直久(大会長 / 医療法人聖仁会西部総合病院理事長)
皆様、長い一日御苦労さまでした。
おかげさまで無事に閉会を迎えられ一安心しております。
本日は講師の先生方、またパネリスト、シンポジウムの先生方、座長の先生方、朝早くからご準備いただきありがとうございました。日頃の研究成果を発表いただいた演者の皆様、本当に御苦労さまでした。本日得た情報や知識をぜひ持ち帰っていただいて自院の業務に反映いただくのと、地域包括ケア、また地域共生社会に向けてぜひ還元していっていただければ幸いです。
次回の11回大会は草場鉄周先生が大会長となります。来年7月19日土曜日、東京都で開催されます。テーマは「地域包括ケアを支える人材育成を目指して」ということです。今後益々人材不足が加速しますので大変重要なテーマかと思いますので、ぜひ皆さん御参加ください。
外は激しい雷雨だそうです。雨降って地固まるという言葉もございます。我々もこの厳しい医療経営環境という雨を乗り越えて、地域の多職種の方と一緒になって患者・家族に寄り添っていくことが大切であると思います。
最後になりますが、本当にありがとうございました。
本日御参加いただきました皆様の御健康、御発展、医療機関の発展、あと地域の幸せを祈念いたしまして、第10回地域包括ケア病棟大会を閉会させていただきます。 本日はありがとうございました。