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【閉会式】第7回
【閉会式】
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総評
加藤章信 (地域包括ケア病棟協会 副会長/盛岡市立病院 院長)
○加藤章信
御紹介いただきました、地ケア病棟協会副会長を担当しております加藤章信です。
本日は、一日大変お疲れさまでした。また、学術大会の戸田先生には大変ありがとうございました。
本日の学術大会の総評について、簡単に述べたいと思います。
初めに、基調講演の迫井医政局長先生からは、ポストコロナを見据えた地域医療構想や外来機能の今後、あるいは働き方改革の詳細とかタイムフレームについて解説されました。
人口減少に伴いまして、医療は急性期一辺倒ではなく、ニーズはむしろ地ケアが対応しているようなよりよく生きるということが大事で、テクノロジーで打ち勝つ時代から地ケアで地域生活への橋渡しがメインストリームになるんだという主張をされました。また、さらに総合診療医の活躍もキーとなるコメントが印象的でした。
特別講演の草場鉄周先生は、総合診療医の役割と多職種連携のテーマでお話をされました。
今まで先生が歩んでこられました流れをお示しされつつ、総合診療医がまさに地域にとってのニーズであり、その数を増やす必要がありますし、地ケア病棟にフィットするというメッセージを出されたと思います。
シンポジウム1では、地ケア病棟のこれからについて、それぞれの地域で病院の役割も異なる中、それぞれの地域に合わせた地ケア病棟の運用、院内の連携、総合専門医の活用も含めた報告がございました。座長の平林先生のリードで積極的なディスカッションがありました。
また、安藤先生から特別発言で、電子カルテは国営化の覚悟でというチャレンジングな御提案もあり、これにも期待したいと思います。
シンポジウム2、今終わったところですけれども、地ケア病棟での補完代替リハビリテーションについて、仲井会長先生の司会で進行いたしました。
POCは患者さんの日常の活動性の向上により効果があり、かつスタッフの負担軽減にも効果があることが示されたと思います。動画は、視聴されたリハビリテーションスタッフにとり、明日からの業務に大いに参考になったと思います。
さらに、仲井先生の進行でのディスカッションでは、これからのPOCリハの先進的な取組についても意見が交わされたと思います。地域包括ケア病棟や病床で活躍されておられます本日の視聴者の皆様が日々取り組んでおられます方向は、今後のメインストリームになることは間違いないようでありますが、さらに時代や地域のニーズに合わせて創意工夫が必要となりますので、本日の学術大会の御発表は大きなヒントになったことと存じます。
学術大会の戸田先生に改めてお礼を申し上げまして、総評といたします。
ありがとうございました。
次期大会長挨拶
田中志子(医療法人 大誠会 内田病院 理事長)
○田中志子
本日司会をさせていただきました、群馬県にあります医療法人大誠会内田病院理事長の田中志子でございます。第8回研究大会は私が大会長として開催させていただく運びとなりました。
コロナ禍におきましてまだまだ予断を許さない状況かと思われますので、来年も、昨日の理事会におきまして、オンライン学会で行うということで決定いたしました。これから先生方と内容を詰めまして、できる限り多くの皆様に御参加いただけるような、意味のあるオンライン学会にしたいと思います。できればシンポジストの方々には現地に集まっていただいて、若干学会のリアルさが出るような学会を目指していきたいと考えておりますので、ぜひ来年の御参加もよろしくお願いいたします。
大会長挨拶
戸田 爲久(第7回地域包括ケア病棟研究大会 大会長/社会医療法人 生長会 ベルピアノ病院 院長)
○戸田爲久
皆様、長時間御視聴いただきありがとうございました。お疲れさまでした。
WEBですのでなかなかリアルさ、臨場感がないところではありますけれども、お楽しみいただけましたでしょうか。
本日基調講演を頂いた迫井先生、特別講演の草場先生、御講演ありがとうございました。また、司会の仲井先生、平林先生には、御司会頂きまして大変ありがとうございます。シンポジストの方々にも、新しい知見、新しい今の姿を御紹介頂きまして非常に感謝しております。総合司会ということで、田中先生にもずっと最後までお付き合い頂きましてありがとうございます。
本学会、一般演題67題、また後日御視聴いただいたらと思いますが、シンポジウムを聞いていますと、ICTとかデジタルトランスフォーメーションによる新しい姿ですね、地ケア病棟あるいはリハビリの新しい姿が少し見えてきたように思います。そこに追いついていくのは、コストの問題などいろいろ大変なところもあると思いますが、そちらに向けてみんな進んでいきたいと思います。これが皆さんの来週からの臨床あるいは患者支援につながっていけばと思います。
本日はどうもありがとうございました。
(了)
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