- TOP
- 活動
- イベント(活動報告)
- 【開会式】
【開会式】
【開会式】
開会挨拶
仲井会長
安藤大会長
開会式では、地域包括ケア病棟協会の仲井培雄会長(芳珠記念病院理事長)があいさつし、「皆さんと一緒に地域包括ケア病棟のことを考え、勉強できることを大変楽しみにしている」と期待を込めました。
続いて、第3回研究大会を指揮する安藤高朗大会長(永生病院理事長)が大会テーマにかける思いを語り、「大事なのはその人の持っている過去の思い出、そしてこれからその街で暮らすであろう未来の思い出など、やはり住み慣れた街で君といつまでも暮らせるまちづくりということを地域包括ケアの中で実現していくということではないか」と述べました。
地域包括ケア病棟協会会長:仲井培雄
第3回地域包括ケア病棟研究大会大会長:安藤高朗
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■皆さんと一緒に地域包括ケア病棟のことを考える──仲井会長
〇仲井培雄会長(芳珠記念病院理事長):
1,200名を超える方々にお集まりいただいた。感謝を申し上げる。2018年度診療報酬改定、介護報酬改定、医療計画や介護保険事業計画、その他いろいろと変わる。「惑星直列」などといわれている。地域包括ケアシステムとまちづくりが喫緊の課題になっている。当協会として、このような時期に最もふさわしい大会長として、当協会の副会長、その他団体の役職も務めておられる永生病院理事長・安藤高朗先生にお願いした。
研究大会のテーマは、「住み慣れた街で君といつまでも」。安藤先生らしい。先ほど会場に流れていたBGMは加山雄三さんの「君といつまでも」。
本日は、いろいろな方々にお越しいただいている。厚生労働省からは元保険局医療課長で現成田空港検疫所長の宇都宮啓先生、老健局老人保健課長の鈴木健彦先生、保険局医療課長の迫井正深先生のほか、急性期・慢性期、公的・民間という、「急・慢・公・民」の医療機関からたくさんの方に講演を発表していただけることになっている。
本日は皆さんと一緒に地域包括ケア病棟のことを考え、勉強できることを大変楽しみにしている。
■ 君といつまでも暮らせるまちづくりを実現する ── 安藤大会長
〇安藤高朗大会長(永生病院理事長):
日曜日のお忙しい中、大変お暑い中、本当に大勢の方にお集まりいただき感謝する。実は昨日、療養病床の寝たきりの患者さんから、「先生、明日の地域包括ケアの学会、頑張ってください」と言われたのでびっくりした。なぜそれを知ったのかときくと、ブログで見たということだった。今は療養病床に入っている患者もそういうことをやる時代に変わってきたのだと思う。そんなときにこの学会をやらせていただき、ありがたく思っている。
今日は宇都宮先生もいらしているが、国の大きな二つの医療政策というと、地域医療構想と地域包括ケアである。その二つを結ぶのがまさに地域包括ケア病棟ではないか、そういうふうに思っている。本日は地域包括ケア病棟を利用して何ができるか、どういうことが必要なのか、将来に向かってどんなことが勘案なのかということを皆さんで議論をしていきたい。
今回のテーマは、先ほど仲井先生からも紹介があった「住み慣れた街で君といつまでも」で、ポイントは「住み慣れた街で君といつまでも」の「君」である。君というのは、ご主人、奥さま、ご家族、仲間、地域の方々、さらにはペットの犬や猫、あるいはカブトムシ──虫は仲間か分からないが、一つの仲間かもしれない。
その人の持っている過去の思い出、そしてこれからその街で暮らすであろう未来の思い出というのもひっくるめて、住み慣れた街で君といつまでも暮らせるまちづくりを、地域包括ケアの中で実現していくということが大事なのではないかと思っている。
今回の内容を紹介する。最初の記念シンポジウムは「住み慣れた街でみんなでいつまでも暮らすための地域包括ケア病棟の役割」というテーマで行う。座長はおなじみの高橋泰先生、それから地域包括ケア病棟の生みの親でもある厚生労働省の宇都宮啓先生。田中志子先生がこの会場でまた何人の方を泣かせるかというのも楽しみである。私も少しお話をさせていただきたいと思っている。
2番目のシンポジウムは「地域包括ケア病棟と医療・介護・福祉連携」をテーマに、サブテーマとして「2018年の姿」ということで、座長は日慢協とこの会の生みの親である小山秀夫先生にお願いしている。また2018年度同時改定のキーパーソンである老健局老人保健課長の鈴木健彦先生。また新しく全日本病院協会の会長になられた猪口雄二先生、そして日本慢性期医療協会の武久会長にご参加いただく。また、先日『ガイアの夜明け』の中で地域包括ケアを語った織田正道先生にも加わっていただく。
最後のシンポジウムは、「これからの地域包括ケア病棟の質を考える」というテーマで行う。全国自治体病院協議会の燃える会長といわれている邉見公雄先生に座長をお願いしている。また、2018年のスーパーキーパーソンである保険局医療課長の迫井正深先生、それから日本医療機能評価機構理事で京都大学大学院教授の今中雄一先生、そして日本長期急性期病床研究会の会長で公立昭和病院院長の上西紀夫先生、われらが会長の仲井培雄先生にお願いしている。
全部で120題の演題も頂いている。ぜひ今日1日、熱い議論を展開できれば幸いである。最後までよろしくお願い申し上げる。
(了)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――