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【閉会式】第8回研究大会
【閉会式】
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総評
井川 誠一郎(地域包括ケア病棟協会 理事/平成医療福祉グループ 診療本部長)
皆様、お疲れさまでした。
最後、閉会式ということで、総評をせよという田中志子先生からの御命令でございますので、やらせていただきます。
私、基本的にスライドが出まして部屋が暗くなると、まず眠くなる。今まで一度として最後まで聞けたことがなかったんですが、今回は、朝から晩までしっかり目が覚めておりました。非常に楽しかったですし、感動しましたし、ちむどんどんしました
それは私個人としての総評で、ここで終わってしまうと、多分田中志子先生に怒られると思いますので、多少細かいことをもう少しお話しさせていただきたいと思います。
基調講演、鈴木先生、非常にすばらしい講演ですけれども、医療財政の現状とか地ケア病棟の歴史とか、あと、地ケア病棟に求められる三機能のバランス。厚労省はレーダーチャートでいうと正三角形に近いところを求めてきているのかなという印象を受けております。あと、地ケアに対する今後の期待ということを話してくださいました。
特別講演の太田先生、コロナのアドバイザリーボードや分科会の先生のお話を聞いたのは、私、実は初めてで、その裏話がいっぱい聞けて、非常におもしろかったと思います。マスコミ等の民間病院へのバッシング。そう言われてみれば確かにいっぱいあったんですけれども、私はそれにあまり気づかずに経過しておったのを非常に恥じております。
また、次年度の診療報酬改定が非常に厳しいとおっしゃっておられましたけれども、そこに私、入院医療分科会で関わっておりますので、そういう目でしっかり見ながら発言していかないといけないなと思いました。
シンポジウム1、武久先生、井野口先生、志田先生、皆さん、田中先生がタイトルにつけられた好事例という、まさにそのとおりでありました。共通して言えることは何かといいますと、皆さん、もともとから地域ファースト、患者ファーストという視点で改善され、そのことによって、今回の改定では全くあたふたせずに、そのまま進めてみえたということは、今後、ここで視聴していただいている皆さん方の参考になるだろうと思っています。
江角先生はちょっと別角度から、今現在の医療ではなくて、将来の地域医療を担ってくれる医療職をどのようにしてつくっていかれるかというお話を聞いて、私も、そういうふうにしてつくっていかないと、単に後輩にちょこちょこ言っているだけではあかんなと思ってしまいました。
さて、問題のシンポジウム2でございますけれども、シンポジウム2に関していいますと、皆さん、もう既に感動されておられますよね。私の薄っぺらいコメントがその感動を薄めてはいけませんので、コメントは差し控えたいと思います。
一言。座長の加藤先生、お疲れさまでございました。
あと、忘れてなりませんけれども、一般演題が70題来ております。地域包括ケア病棟協会の研究大会というのは、各病院の中で1病棟とか2病棟、あっても2病棟レベルまででございますので、病棟単位での参加しかできません。その中で70題の演題が出、しかも北海道から鹿児島までこういうふうに出てきたということは、逆に申しますと、皆さんが集まってやる対面式の大会では難しかったのではないかなと、今さらながらに思っております。
そういう意味では、田中大会長の英断が功を奏したかなと思っております。
最後に、今大会をこのような有意義な大会に導かれました田中大会長に敬意の意を表しまして、私の総括とさせていただきます。
ありがとうございました。
次回大会長挨拶
鬼塚 一郎(地域包括ケア病棟協会 監事/医療法人聖峰会 田主丸中央病院 理事長)
皆様、お疲れさまでした。
御紹介にあずかりました、聖峰会の鬼塚と申します。次期、第9回の大会長を仰せつかりました。
今回の第8回大会は、Web開催にもかかわらず、大会長の田中志子先生の強力なリーダーシップと仲井培雄会長の御人望と、運営スタッフの強力なバックアップのもとで、大変すばらしい、テーマの「地域に愛され必要とされる地域包括ケア病棟」にふさわしい会になったと思っております。
ここ1~2週間、新型コロナも急激に増えましたけれども、今回、Web開催で本当によかったと思っております。
さて、次回の第9回大会ですけれども、次回こそはリアルで行いたいと思っております。開催場所は、私の地元である福岡というのも考えましたが、アクセスビリティのこととか、コロナウイルスもどうなっているかわからなくて、急な変更とかもいろいろあることを考えると、やはり都会であります東京で行うのが妥当だろうということで、東京開催ということに相なりました。テーマは「地域包括ケア病棟 あるべき姿への挑戦」とさせていただきました。
皆さん御存じのように、今回の診療報酬改定は地域包括ケア病棟にとって大変厳しいものになりましたが、ある意味、地域包括ケア病棟とはどうあるべきものなのかということを問う改定であったとも言えると思います。今回の大会でも、そのことに対するいろんな示唆、ディスカッションが多くありましたが、1年後の大会で、皆さんが行った挑戦、成果を発表し合えたら、大変すばらしいものになるのではないかと思っております。ぜひ多くの方の御参加をお待ち申し上げております。
以上、簡単ですが、次期大会会長の挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
大会長挨拶
田中 志子(第8回地域包括ケア病棟研究大会 大会長/医療法人大誠会 内田病院 理事長)
皆様、本日、長い1日でございましたけれども、お付き合いいただきましてありがとうございました。
講師の先生、シンポジストの先生、そして講評してくださいました井川先生の口々に、田中志子に言われてという言葉が何度も何度も出てまいりましたが、おっしゃるとおりでございます。今回私は、私の好きな先生方、私の聞きたい先生方に全てお願いして、私が一番楽しめた大会になったことをお詫び申し上げながら、心からのお礼を申し上げたいと思います。
今日御参加くださいました皆様、御視聴くださいました皆様、そして、運営を手伝ってくださいました皆様、司会をしてくれた小林さん、本当にどうもありがとうございました。
第9回でまたお会いしたいと思います。ありがとうございました。
(了)
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